レガネット飯倉 完了検査
スタッフの加藤です。
ダイクス飯倉店をレガネット飯倉店へ改装するに当たり、
エレベーターとポーチを増設する計画の構造設計を弊社が担当致しました。
その完了検査が8/24に無事終了致しました。
2階部分のサインが入っているところとその奥の部屋(エレベーター)と
手前に見えているポーチが今回増築した部分です。
既存不適格の物件になりますので、
既存部分と一体として増築する場合は
建物全体を現行の基準を満たすように補強しなければいけません。
全体を補強するとなると新築するのと同じくらいのお金と手間がかかります。
そこで、エレベーター部とポーチは既存の建物とは完全に縁を切って新築とし、
耐震上は既存の建物に手を加えない。という提案を致しました。
EVホールは天井も床も片持ち梁で支えて既存の屋根には接していません。
EVシャフトのフレームだけでEVホールの片持ちを支持すると
EVシャフトの柱に浮き上がりが出て倒れてしまいます。
そこで、バランスを取るために
EVホールの反対側(写真手前のサインがある部分)にも
フレームを作って張り出し、転倒するのを防いでいます。
ポーチ部分は単純にラーメン(食べ物ではありません。)を作って
ポーチの柱と既存建物の間を切り離しました。
(この様な接合方法をエキスパンションジョイントと言います。)
ちょっとした増築なのですが、実は構造的な技術を駆使しているんですよね。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄り下さい。
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