株式会社川﨑構造設計 便り

福岡市南区の構造設計一級建築士事務所のブログです。

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福岡ドーム

こんにちは。スタッフの山部です。

先日、野球観戦の為、「福岡 ヤフオク!ドーム」に行ってきました。
今回は福岡ドームの特徴である開閉式屋根等について紹介します。
福岡ドーム(1993年3月竣工)は古代ローマのコロシアムをモチーフとした、日本初の開閉式屋根構造のドームです。
福岡ドームはネーミングライツにより、現在の名称になっています。
1 yafuoku

開閉式屋根は直径約200mの空間を覆う3枚の鉄骨造屋根パネルで構成されています。
屋根鉄骨はラメラトラス構造と呼ばれるもので、ドームの平面を中心から放射状に分割したトラスと同芯円方向のトラスで三角形のグリッドを構成する架構形式となっています。ラメラ構造は部材応力が比較的均一に作用することや他の構造形式より部材数が少なくなる等の特徴があります。
2 yafuoku

開閉形式は3枚のパネルのうち下段の1枚が固定され、上段と中段の2枚のパネルが旋回移動します。
全開閉に掛かる時間は20分程で、全開時の開口率は60%になります。
新聞記事によると、1回の開閉に掛かる費用は電気代、人件費等含め約100万円とのことです。
ドーム周辺には病院や住宅地があるため、騒音問題等を理由に、屋根が開いた状態でプロ野球の公式戦が行われることはほとんどありません。(年に2~3回のみ開催されるルーフオープンデーでは屋根を解放したまま試合を行います。試合後にルーフオープンショーとして開閉するイベントも時々行っています。)
下写真は去年、試合後に行われたルーフオープンショーの時の様子です。
3 yafuoku
ドームの内壁側を見てみると、下写真の2つの筒状の軸流ファンがドーム内に8か所設けられています。
これは、冷房時にはファンを円周方向に向け、旋回する空気の流れを作っています。
ドーム内は気流を含めた快適指数による空調の制御を行っており、気流によって体感を向上させて省エネを図っているのだそうです。
4 yafuoku

以上、福岡ドームの屋根を中心にご紹介しました。
今回紹介できませんでしたが、福岡ドームは様々な設備が充実しており、
見ているだけでも楽しいです。
野球観戦に興味が無い人も是非行ってみてはいかがでしょうか。





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