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株式会社川﨑構造設計 便り

福岡市南区の構造設計一級建築士事務所のブログです。

2018年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2018年09月

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旧波佐見町立中央小学校講堂兼公会堂

こんにちは。スタッフの宮崎です。

先日、長崎県波佐見町へ立ち寄る機会があり、弊社で耐震診断及び耐震改修計画を行い、すでに竣工していた旧波佐見町立中央小学校講堂兼公会堂を見学してきました。
この建物の沿革の一部を記載します。写真撮影はガイドの方に快く許可を頂きました。

1937年 波佐見尋常高等小学校講堂兼上波佐見町公会堂として完成
1997年 町議会で講堂の解体予算が決議される。保存運動の母体として
    「波佐見の文化ば守る会」が設立
2001年 町議会でふたたび解体予算が計上。
    「NPO法人波佐見講堂ファンクラブ」結成。
    「生かそう!波佐見の宝・旧公会堂」と題したシンポジウム開催
2007年 波佐見町長が講堂の保存活用を表明。
2010年 1月15日付けで波佐見講堂が正式に
    「国登録有形文化財」となる。
2018年 6月に改修工事完了

外観写真です。傷みの激しかった部材は取り換えられていますが、見た目の変化は改修前と比べてほとんどわからないようになっていました。既存部材とほぼ同じ見た目とするのは、大変なことで丁寧な施工がされていると感じました。
①波佐見

②波佐見

内観写真です。人がかなり小さく見えるように、圧倒的なスケール感でした。館内では、音楽が流してあり、講堂独特の音響空間を肌で感じることができました。
③波佐見

通路部分の内観です。現地調査時では天井が雨漏り等により、何枚も剥がれ落ちていましたが、まるで全て当時からの天井のように仕上げてあり、古き良き雰囲気を感じました。
④波佐見

9月30日(日)に改修記念コンサートが予定されております。
ご興味のある方は是非参加されてください。
一度解体されることとなった講堂を、地元の方たちが残したいという想いで行われた長い期間の根強い保存活動により、実を結んで改修された建物ということで、非常に感慨深い建物でした。

⑤波佐見

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