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株式会社川﨑構造設計 便り

福岡市南区の構造設計一級建築士事務所のブログです。

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さくら湯の工事が着々と進んでいます!

皆様、こんにちは。
スタッフの加藤です。

さくら湯の現場の近況報告です。
工事が着々と進んでおります。

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↑【必見】屋根からの眺め。
足場が外れたらこの景色は見れません。

さくら湯上棟1
↑上棟式(H24年2月25日)の様子「山鹿 さくら湯 上棟式」参照

さくら湯見学9

この方は現場所長の野中さんです。(右は川崎)
地元山鹿市の有限会社野中建設さんは
八千代座の修復にも携わられており、
寺社仏閣などの伝統工法に精通されています。
今回「地域の財産をつくる」という誇りをもって
隅々までこだわった施工をして下さっています。
野中さんに案内をして頂きながら、
槌音が鳴り響く現場をぐるっと見てきました。


こだわりポイント①漆喰
熊本の漆喰は貝灰(かいばい)に藁苆(わらすさ)を混ぜて作ります。
さくら湯見学2
貝灰は地域によっては石灰(いしばい)を使うところもあるそうです。

ぎんなん草という昆布の一種を煮たものを接着剤にしています。
さくら湯見学1

ベテランの職人さん(76歳)が、その日の状況に応じて調合をしています。
マニュアルでは伝えきれない、ねばり具合など感覚がものをいう作業です。
練った後に密封しておけば10年くらい保存できるそうです。


今は、土の上塗りです。
さくら湯見学3

土壁は、小舞(こまい)→土の荒塗り→むら直し→中塗り→上塗り(今ココ)
→漆喰の下塗り→中塗り→上塗りと工程が多いです。
川崎が「今のこの壁の雰囲気もいいね~」と言うと、
野中さんは「みなさん、そういわれるんですよね。」と笑っていました。


こだわりポイント②床板
少しでも良い材料を使いたいと桧(ひのき)に変えました。

見て下さいこの厚さ。なんと厚さ40mm!敷居に使えます。
これが床板として敷き詰められてきます。なんと贅沢!
さくら湯見学10

反り防止の為に裏に溝をつけています。
さくら湯見学4

こだわりポイント③浴室
なんといっても、さくら湯のメイン!浴室へのこだわりは半端ではありません。

床下や天井裏など隠れてしまう材料にも全て塗り仕上げをしています。
長く使われることを願って耐久性へのこだわりです。
さくら湯11

天井材は神社や寺に使うような材料にグレードUPするようです。
さくら湯見学8

ここは設計のこだわり「昔のまんまに復旧」した石張り。
◇が並ぶようにデザインされています。石は鍋田石(なべたいし)です。
さくら湯見学7

お風呂の中にある木と石の間は、直接お湯はかからない位置でも
防水処理に細心の注意を払っています。
さくら湯見学5
↑ココはこの後、防水層を作ってモルタルで仕上げるそうです。

さくら湯見学6
↑ココは、野中さんが工夫した防水目地。

「痛んだら終わりでしょ。今なら間に合うから。
 図面に載ってないからしなくていいという問題ではないよね。」
野中さんの言葉からものづくりに対する情熱と愛情を感じます。


携わっている人々のこだわりが詰まった良い建物が出来ています。
本当に出来上がりが楽しみです。
現場のみなさん頑張って下さい!!!

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