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株式会社川﨑構造設計 便り

福岡市南区の構造設計一級建築士事務所のブログです。

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新建築家技術者集団福岡支部 唐津慰安旅行 その1

皆様、こんにちは。
スタッフの加藤です。

去る、2月19日(土)20(日)の2日間、
新建築家技術者集団福岡支部の慰安旅行で唐津に行ってきました。


新建唐津5


慰安旅行といっても、建築家の集団ですので、
見学会を兼ねた行程でとても勉強になりました。

新建唐津4


まずは、旧高取邸。

新建唐津1


新建唐津2

ここは、去年の7月に行なわれたJSCA木造部会の伊万里見学会の際も見学しました。
文化財なので、建物の中の写真は撮れないのですが、
なんといっても、個人の家に能舞台があるというのが、高取邸の見所。
2階の大広間からの玄界灘の眺めや、寺のような仏間、茶室の網代天井も一見の価値があります。
和風建築でありながら、アールヌーボーのシャンデリアや洋室があり、
外にはワイナリーまであるのがこの屋敷の面白さ。
しかしこれが変にゴテゴテしてなくて、センスの良さが伺えます。
そして、文化財に指定されたポイントの一つである杉戸絵や欄間の意匠も、
その数とクオリティーの高さに惚れ惚れです。


旧高取邸の見学が終わったら、唐津茶屋にて昼食。

新建唐津3

ここで、会員のKさんが次の見学地である旧唐津銀行(現在改装工事中)の
内装工事(カーテン・じゅうたん・リノリウム・天然スレート屋根等)を
担当されたということで、予習を兼ねてレクチャーをして頂きました。


改装中の旧唐津銀行
3月のオープンに向けて現在は内装のと地下のレストランの工事を行なっていました。

新建唐津6



新建唐津7


実は今回、唐津市観光課方からの「オープンまで見学はできません。」と断られたそうですが、
この旅行の世話人のFさんの交渉によって、建築家の集団の勉強会ということで特別に許可を頂いたそうです。
おまけに、唐津市の職員の方による説明もして頂きました。
Fさん、職員の皆さん、ありがとうございました。

新建唐津8




唐津茶屋にてレクチャーを受けた壁紙。
Kさんの仕事です。
この壁紙の下地は和紙を6層貼っているそうです。

新建唐津10



この部屋のカーテンとじゅうたんもKさんの仕事です。
カーテンは昔の写真を基にアーチを復元しています。
じゅうたんは白黒写真から、模様と色を割り出して復元したそうです。

新建唐津11

そして、なんといっても、リノリウム施工の世界チャンピオン(福岡在住)が張ったこの床を見てください。

新建唐津12

リノリウムは亜麻仁油を原料に作られた天然素材の床材で、
抗菌効果があり病院の床などでよく利用されるそうです。
天然素材であるがゆえに、上手に張らないと割れるそうで、
特に廊下などのドアの欠き込み等で凹凸が多く長い場所に張るときは、
細心の注意を払って施工しても割れゼロは難しいとの事。
しかし、今回は世界チャンピオンの技術力で割れなしで仕上がったそうです。

(おまけ)
リノリウムは国内では作られておらず、ほとんどが輸入品。
今回はフランスから輸入したそうで、
商品が予定とは違う港に荷揚げされ無事に手元に届くかハラハラしたそう。


その後は、「今後100年は開くことがないだろう。」と
職員の方が言われた小屋裏へ案内していただきました。
階段もオシャレです。

新建唐津13


小屋裏では、改修工事の際に復元に使用した材料や
元々建物に使われていたが、今回の改修では使はなかった部品等を
次回の改修の際の参考とするために資料として保存しているそうです。

新建唐津14


長くなるので割愛しますが、
他にも、屋根に使われている天然スレート版の話やひげ付木摺りの話など、
本当に勉強になる話ばかりでとても充実した見学会でした。

この後は、マイクロバスにて国民宿舎いろは島荘へ移動し、
温泉、宴会を楽しみました。

次回は充実の2日目の様子をレポートします。
お楽しみに。

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